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【凱旋門賞】ダイヤ惨敗 ルメール「日本の馬場と全然違う」

2017年10月02日(月) 07:30

 パドックを周回するサトノダイヤモンド

 「凱旋門賞・仏G1」(1日、シャンティイ)

 今年も重い扉をこじ開けることはできなかった。日本から参戦したサトノダイヤモンドは、直線で伸び切れず15着に惨敗。ルメールは「日本の馬場とは全然違う」と、欧州独特の力を要し、さらに前夜の雨の影響を受けた重たい馬場を敗因に挙げた。1969年にスピードシンボリが挑戦してから48年-。まだ見ぬ頂を目指す挑戦は続く。勝ったのは凱旋門賞単独首位の5勝目を挙げたデットーリ騎乗の英国馬エネイブルダイヤモンドに帯同したサトノノブレスは16着に終わった。

 またしても欧州の高い壁に阻まれた。G12勝の看板を引っ提げて挑んだサトノダイヤモンド。昨年14着に敗れたダービーマカヒキのライバルも、同じシャンティイ競馬場で見せ場なく散った。駆けつけた日本のファンから一斉に漏れるため息。日本が誇る中距離界のエース格は、勝ち負けに加わることすらできなかった。

 レースは5頭出しのオブライエン厩舎の1頭アイダホが引っ張り、同厩舎のオーダーオブセントジョージが続く展開。断然人気のエネイブルも先行集団で続いた。ダイヤモンドは中団の馬群の外から進めたが、最後の直線半ばでは、重たい馬場にノメるような走りで本来の伸びはなし。力なく15着でゴールを駆け抜けた。

 2年連続でJRA所属騎手として挑んだルメールは、無念の表情を隠せない。「しょうがないですね。馬場が重くてフォワ賞と同じぐらい良くなかったから。でも、一生懸命頑張っていた」と相棒をかばう。「いいポジションでリラックスしていたけど、直線の反応が遅かった。最後は疲れていました」とレースを振り返った。

 前哨戦のフォワ賞で4着。評価が急落したなかでも、陣営は必死に巻き返しへ策を練った。西のトップトレーナーがプライドを懸け、再び磨き上げたダイヤモンド。だがフランスの地で本来の輝きを放つことなく終戦した。

 06年ディープインパクト(3位入線後に失格)、そして12-13年と2年連続で2着に敗れたオルフェーヴル。豊富な遠征経験を持つ池江師は「ダイヤモンドは硬い馬場で突っ張るような走りをする。合うと思っていたんですが…。読みが外れた」と語っていた。また、この日のレース後にルメールは「日本の馬場とは全然違う。(馬を)こっちに連れてきてからではないと(適性は)分からない」と話した。日本馬を苦しめてきたヨーロッパの重い芝。馬場の攻略は今なお大きなテーマとして立ちはだかる。

 だが、このままでは終われない。生を授かった時からノーザンファームで最上級の評価を得ていたダイヤモンドに、「オーラが違っていた」と里見治オーナーはセレクトセールの当歳セリで2億3000万円(税抜き)をつぎ込んだ。自身にとって初の凱旋門賞はほろ苦い結果になったが、「負けず嫌い。中途半端にはやめたくない性格」と話していた。次の機会では必ずリベンジを果たしてみせる。

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