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アンヴァルなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

2019年08月15日(木) 10:50

強風の中でも力強く駆け抜けていくアンヴァル(撮影:井内利彰)

 今週は8月15日に台風10号が関西、四国、九州に接近するということで、その影響が懸念されたが、馬場開場は通常通りの5時からで、調教は行われている。ただ、14日の水曜日時点で追い切りを終えている厩舎がほとんどだったので、追い切り頭数は極端に少なかった。

 また、スケジュール的には台風の影響を受けていないが、Cコースの追い切りでは最後の直線が向かい風になって、ゴール前では止まっているような脚色になる馬も何頭かいた。

【坂路/4F51.9秒】
 8月14日。一番時計は4F50.2秒のファルーク(栗東・池添兼雄厩舎)。4F50秒台はこの馬しかいなかったが、先週までなら、4F51秒台の頭数が多かった。ところがこの日は4F51秒台が9頭しかいない。冒頭に記したように、今週の追い切りは14日に集中しているので、その中でこの時計の出方は明らかに先週よりも時計を要していることになる。

 ただ、これは馬場状態というよりも、風の影響が考えられる。1F目から3F目に向かって、加速していくものの、4F目で14秒台という馬もちらほら。ラップで見れば、3F目から4F目で1.5秒も失速しているようなパターンもあり、風で走る気持ちが萎えてしまっているケースもありそうだ。

 そんな中でも、北九州記念(8月18日・小倉芝1200m)の出走予定馬はさすが重賞スプリンターといった感じで、強風の中でも力強く駆け抜けていく。アンヴァル(栗東・藤岡健一厩舎)は1F目14.3秒、2F目14.0秒から3F目13.0秒、4F目12.3秒とゴールへ向かって加速することができている。

 また、アレスバローズ(栗東・角田晃一厩舎)は調教映像を撮影するためのカメラが揺れているのが分かるほどの強風だったが、そこをバランスも崩さずに、乗り手の手綱が動くことなく、まっすぐ駆け上がってきた走りが印象的。

 なお、8月15日の一番時計はミスターメロディ(栗東・藤原英昭厩舎)の4F53.9秒だったが、速い時計を出そうという意図を持った馬がいなかっただけ。強風の影響はあったものの、前日との一番時計の差を見ても意味はないだろう。

 先週の馬場差は「-0.7秒」。先週まではかなり時計が出やすい馬場だったが、今週に関しては台風が影響している。よって、今週の馬場差は14日、15日とも『+0.3秒』で記録している。

【CW/5F66.0秒】
 8月14日。坂路の項でも記したように、風の影響を受けている追い切り。坂路に比べると、風の影響をまともに受けるトラック馬場なので、北九州記念の最終追い切りを行ったカラクレナイのように、すごくいい手応えで最後の直線に向きながら、ゴール前では止まっているように見えるケースは少なくなかった。

 また、全体的な時計の出方を見ても、先週よりは数字が遅くなっている。これも坂路同様、ウッドチップの馬場状態というよりも風が影響していると思われる。なお、15日は朝一番と1回目のハローが終了した時間帯に追い切りが少しあっただけで、調教時間の後半にはほとんど追い切りはなかった。

 先週の馬場差は「-0.5秒」。ウッドチップの状態としては先週とあまり変わりないと思われるが、風の影響で走りにくい、時計が出にくい状態であることは間違いない。よって、今週の馬場差は14日、15日とも『±0.0秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 ここ2週は走りやすくなった芝馬場。その影響か、追い切り頭数が少し増加してきた。時計の出方はかなり速く、アドマイヤミモザ(栗東・友道康夫厩舎)の3F34.0秒には少々驚かされた。亀田温心騎手が騎乗して内目を回っていたこともあるが、それにしても軽快な脚さばきで、いいスピード乗りだった。今週の馬場差は14日、15日とも『-0.5秒』で記録している。

 なお、ポリトラック馬場はリフレッシュ工事のため閉鎖中。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・文:井内利彰)

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